【美波つぐみ】ギャラリーvol.1~猫のような妹~

※この物語はフィクションです。実際のサービスとは異なる表現も含まれます。
美波つぐみ
甘えたと思ったら、急につんとしたり、すっと遠くなってしまったり。
なかなか掴めない私の妹。
彼女はまるで猫のような女性。
ゴロゴロと、私のそばで
今日はご機嫌らしい。
新しい小説を買ったんだと私に見せびらかす彼女。
物語に入ると、彼女は遠くなる。
自分だけの大切な時間があるようだ。
どんなお話だったの?と私。
「ないしょ」と、いたずらな顔。
ご機嫌ななめ
今日の妹は虫の居所が悪いそう。
なかなか口をきいてくれない。
どうしたの?
「言いたくない。」
お腹が空いたのかな。
日課はウロウロ
彼女はよく庭をうろうろ散歩する。
猫だな。やっぱ。
日差しを浴びて、気持ちよさそう。
でもふとこんな顔をする。ちゃんと帰ってくるんだよ。
じゃれる
大切そうに。
小さくあそぶ。
楽しそうでなにより。
見送り
行ってらっしゃい!
わかった。今日はまっすぐ帰るよ。